ペット法務とは?

皆さま、「ペット法務」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
ペットに関係する法律の業務ということですが、どんなことが法律で決まっているのかご存知ない方も多いのではないでしょうか?
ペット法務について知っていただけるように簡単に解説してみます。

目次

  1. ペット法務とは?
  2. ペット法務ー許認可
  3. ペット法務ートラブル
  4. ペット法務ー契約書
  5. ペット法務のこれから

ペット法務とは?

ペット法務とは、ペットに関する法的なトラブルの予防や対策、犬、猫、鳥などのペット動物に関する許可・登録などをすることをまとめてペット法務といいます。
近年のペットブームにより、ペットの飼育数は増え続けていますが、一方で飼育できなくなったペットが保健所に引き取られ殺処分されたり、鳴き声、においなどが原因でのご近所トラブルなどペットに関するトラブルが増え、様々な問題が起きています。
ペットは身近で親しみのある存在です。
無用なトラブルに巻き込まれないためにも、法律で決まっていることを守り、しっかりとペットについて理解して楽しく過ごしましょう。

ペット法務ー許認可

ペットについてのお店(事業)をしようとした時、一部の動物を飼育しようとした時には国に届け出て許可をもらう必要があります。
設備、経験、資格など、周りに迷惑をかけないことを証明するようなものです。
また、犬を飼う時は登録をしなければならなかったり、狂犬病予防接種の義務もあります。
対象になる人はちゃんと手続きしましょう!

ペット法務ートラブル

ペットが人を噛んだり、物を壊してしまった、他の人のペットを傷つけてしまった時などに当事者同士では上手く話し合いが出来ないことがあります。
ADRセンターといって、そんな時に間に入って公平な立場で話し合い、トラブルを解決する業務もあります。
トラブルの相談を出来るところもあります。

ペット法務ー契約書

契約書は色々な種類がありますが、ペットに関しての契約書もあります。
ペットを購入、取引した時には契約書を作ります。これにより、トラブルが発生した場合にも事前に説明している証明になります。
販売側も購入側にとっても自分を守るために必要なものです。
また、最近多くなっているのが「ペット譲渡」。
捨てられ保護されたペットを貰うのですが、渡した側が過度に連絡したり、貰った側がヒドイ扱いをしたりしてトラブルになっている事例もあります。
そんな時に契約書で飼育や関係性について定めておけば他の人から見てもどちらが正しいのか分かり、自分を守ることができます。

ペット法務のこれから

以上のようにペット法務は色々な状況があり、また今後はペットに関する法律の改正も進んでいく予想です。
法律が改正されたり、トラブルが多様化したりと複雑な状況が多くなることもあると思います。
何かあった時、ご自身で抱え込まず、近くのひとや我々専門家に相談してみることをオススメいたします。